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- 余り語られない剣道の大切なポイント-1 - 西村雅興 [2015年11月10日(火)]
余り語られない剣道の大切なポイント-2 - 西村雅興 [2015年11月12日(木)]
Re:余り語られない剣道の大切なポイント-3 - 西村雅興 [2015年11月13日(金)]
余り語られない剣道の大切なポイント-4 - 西村雅興 [2015年11月17日(火)]
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Re:原田先生を実例に挙げて その他 - 、 [2015年11月16日(月)]
Re:原田先生を実例に挙げて その他 - 匿名で失礼いたします [2015年11月16日(月)]
Re[2]:原田先生を実例に挙げて その他 - 西村雅興 [2015年11月17日(火)]
Re[3]:原田先生を実例に挙げて その他 - 匿名で失礼いたします [2015年11月17日(火)]
次のレベルの実験を 停止状態と静止状態 - 西村雅興 [2015年12月5日(土)]



余り語られない剣道の大切なポイント-4
西村雅興
2015年11月17日(火)
日本剣道形で【機を見て】の表現の説明がなされていない。

ある記事から
日本剣道形における「機を見る」「入り身」について教えていただけないでしょうか。

「機を見て」〜これは、大変難しい、わかりずらい表現です。剣道の稽古であれば、機(打突の機会)は、「出端・引き端・居着き」等ですが、これらとは明らかに違うことが分かりますね。

私は、以下のように教えます。
「お互いに三歩進んで、間合いに接して、『相手の気合いが十分だな。行かないと向こうが来るな』と感じた時が剣道形の『機』です。」
これで、5段以上の高段者なら、「気当たり」「合気」等がわかるようになっていますから、ある程度理解できるはずです。
剣道形では「入り身にならんとするを」と記されています。つまり、入り身になる前段階の動作のことを指しています。この「入り身にならんとする」をどう体現するかと言えば、
「三歩進んで、間合いに接した時、足は動かさずに、両膝をゆるめながら体の軸を前に移動する」
分かりやすく言えば、
「1,2,3,(と歩き、間髪入れず)グ〜ッ(と体を前に出す)」
という感じでしょうか。コツは、歩いた流れを止めないで、そのまま体を前に出すことです。相手に圧をかける動作と考えればよいでしょう。

この先生なかなか上手に説明をされています。

剣道において左拳を動かし打って出るには、打つ方には打たなければならない合理的理由があるはずです(これが錯覚であっても)。
これが無いと打っては行けません。
おたがいにこれが無いとお見合い状態が続くだけです。
自分が竹刀を動かし(左拳が始動する)て、打って行くには何かに自分が反応して打つと決めた訳です。
打立ちは何かに反応した訳です。
この反応する切っ掛けを【機】といいます。
仕太刀が打ち出す気配を示すと(これを機)、気配であって実質ほとんど動きはない。しかし体軸をやや傾斜させ打つ準備をする、前足のヒザを緩め重心の滑落を始めさす、その他予備動作を行う。
仕太刀の心が「さあ行くど!」と心が唱えれば(気当たり)、その時に少なからず予備動作が起きています。
打立ちはこれに感応し、そこを捉え打って出るのです。
引き出された形になります。
しかし、仕太刀は左拳が始動をしていない為に、相手の動きに合わせて勝ちを得るのです。
子供には打つぞっとヒザを緩めるアクションをさせるくらいの事をしないと、この機は感じられないでしょう。
高段者になるとこの幾の動きが小さくなり、わずかなきざしにも感応が始まる。
高段者の試合は当人同士はピリピリと感応しあているが、低い段位の観客は動きが見えず退屈してしまう試合になっている。
高段者のレベルになるとこれが面白い。

剣道は打ち合いに注目しがちですが、実際は打つ前に勝負がついている。
極論で言えば、先に左拳を始動させて打って出た方がその時点で負けているのです。
剣道は相手の左拳を動かす算段の駆け引きです。

剣道において左拳を動かし打って出るには、打つ方には打たなければならない合理的理由があるはずです(これが錯覚であっても)。
【(これが錯覚であっても)】要は相手が打ってないのに、打って出なくてはならない様にしむける、技前こそが剣道の醍醐味です。



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