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- 倉澤範士九段との心の駆け引き - 西村雅興 [2015年12月18日(金)]
倉澤先生の本から学んで行く-1 - 西村雅興 [2015年12月19日(土)]
Re:倉澤先生の本から学んで行く-2 - 西村雅興 [2015年12月19日(土)]
Re[2]:倉澤先生の本から学んで行く-3 - 西村雅興 [2015年12月21日(月)]
Re[3]:倉澤先生の本から学んで行く-4 - 西村雅興 [2015年12月22日(火)]
Re[4]:倉澤先生の本から学んで行く-5 - 西村雅興 [2015年12月22日(火)]
Re[5]:倉澤先生の本から学んで行く-6 - 西村雅興 [2015年12月22日(火)]
西村、最高の剣道が出来た時期! - 西村雅興 [2016年12月16日(金)]



Re:倉澤先生の本から学んで行く-2
西村雅興
2015年12月19日(土)
小澤丘先生 範士九段
先生の足さばきは精密機械の如し。
面や小手打ち、時折みせる諸手突きの正確さ、味わいのある剣さばき。
わが遠間よりの面、小手面も、前へ出て応じ返す。
体当たりも、だいいち体を当てさせないさばきは見事と強く映じた。
打ち込み、切り返しで終わる。

西村コメント
西村が大学を卒業した年、埼玉県で五段になった。
北浦和の有信館道場でしっかりと稽古をし五段を取ったのだ。
その年の大晦日、武道館での年越し稽古に参加した。

他の相手には何程の者と大きな顔をして稽古をしていた。
たまたま小澤丘先生と稽古が出来た。
小柄な女性かと思うほどの剣士だった。
当時の剣道連盟の会長だったと思う。
いくら打っても目の前にいない。
スッと体を捌いて面、あるいは小手。
体当たりと思って思い切り打つが打った先にはいない。
全く得体が知れない相手、空気を相手として勝手に打っている様だった。
稽古が終わった後、「チョッとおいで、仕事は何しているの?」と聞かれた。
「歯医者です。」と言うと、「歯医者にしてはいい腕をしている!」と褒めて頂いた。
倉澤先生が稽古をされた様子、西村も味わった。



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