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:井桁崩しの術理、肋骨つぶし-2
西村雅興
2014年12月25日(木)
相手の攻めの鼻を打つ!
スポーツチャンバラでは相手の前足を打つ・・・これが基本の打なのだ。
だから、相手が足を打って来る事をいつも予測して構えておかなければならない。
相手の前足を打っても、相手が足を引いたり上に上げると空振りになり、逆に面を打たれる。
では!相手の前足をいつ打つか?ここがポイントだ。
相手が打とうと前足に体重を乗せた瞬間、乗せようとした瞬間がその時なのだ。
前足に体重が乗ると一種の居着きの状態になる。
相手が自分の足を打ってきても、それが判っていても直ぐには反応が出来ない。
西村はこの競技の全日本大会二年連続優勝をしている。
勘に頼らず、詳細に分析をして、打つべき所を知っているからなのだ。
逆に相手も感性でここが足を打つべき所と知っているから、この打たれる動きを擬似的に意図を持って作れば、相手は罠にはまる。
打つべき所を知り、相手が打たれる様にしむける所を知れば勝つのは当たり前なのだ。
いわゆる理合を知っているという事だ。

さて、以上が前置き。
原田先生でも打気が強く、体が前傾し、右足に体重を乗せれば、相手は面に来ると用意に察する事が出来る。
先生がその流れで面に行くと、相手は小手に打って出る。
このパターンでは面に行くから小手を打てと、自ら負けに入る様なものだ。
ビデオにこの様子が如実の現れていた。
原田先生でもこのパターンをやってしまうのだ1

相手のこのような打つぞ!の意識が前足の体重乗り、左手の動き始め、小胸を出す(打とうと一瞬、肩甲骨を後ろに引き肩を少し下げる)
・・・いわゆる相手の無意識レベルの予備動作(相手の攻めの鼻)を捕まえて打ち取る・・・これが攻めの鼻を打つ・・・です。

さて、右足を少し浮かせ体を静かに前進させる。
前回の説明の重複
『原田先生面を打つも入らず、
 しかし打つ前に原田先生の竹刀の先が相手の竹刀の下に探りを入れて面を打って いる。その一瞬前に右足が打に入って、次に手が動いている。
 この面を打つとき、竹刀の先は振りかぶらず、真っ直ぐ面を狙って出ている。
 竹刀先は面布団に直行し、押切の様な面で振りかぶりはほとんどない。
 これが原田流の面の基本です。
 この後同じ様な見事な面が決まるので見て欲しい。
 後半一本目の面のときは竹刀が少し振りかぶっている。
 その直後、スーッと右足を出して捨てて体を進める。
 この時、
 竹刀の先は相手の竹刀の下に攻め入っている。
 一本目は体の前傾で打気の正体を見破られ小手に反王されている。
 二本目の場合は体の前傾が無く、竹刀を下げ攻め、前傾せずにそのまま前進して いる。
 橋本先生の竹刀の先はこれを一瞬押さえに動く、この分だけ面があく。
 その瞬間、原田先生の面が見事にパクリッと面が入る。
 相手の無意識に竹刀の先を押さえに来させるその瞬間に面に出る。
 体を決して前傾させない事がこの面を見事に打たしている。
 前傾が強いと打気を感じさせてしまうが、前傾が無いとそれを感じずに竹刀の下 への攻めに意識が取られる。
 竹刀を下から攻め入り、体を真っ直ぐ(直立)に進め、相手の無意識が竹刀を押 さえんとする所を面に出る。 
 これが原田流の面の真骨頂なのだ。』

足を滑らせて軽う浮かせ入る時点で慣性の法則に逆らわない。
上体を前傾させないので相手が打気を感じない。
しかし。攻め入って来る様な気配は感じるが、どう対応して良いか判らない。
この時点で自分が虚の状態になってしまっている。
『 察知できない動きに対して、相手は力んで対応することができない。力を抜いたという意識はないのに、相手の動きを探ろうとして勝手に筋肉の緊張が解けてしまうのだという。それで、対抗しようとするタイミングもとれないままに、したがって「やられた」という感じもせず、「あれ?」という不思議な気分を覚えつつ・・』
何かをしなければならないとは思いながらぼんやりと見てしまう。
その時、有意識は相手に十分対抗する意識を持とうとしている。
目は相手の竹刀が下を攻めているのを捉えている。
無意識はこれに対応すべきと、少し竹刀を下げ押さえに行く。
有意識は竹刀を真っ直ぐ相手に向けているつも・・・・だが、実際は無意識が自分を守ろうと相手の竹刀を押さえようと下げにかかる。
この下げかけた瞬間、『浮木』の原理で面を打つ。
丹田を動きの基点にして、体は上下にズルリと伸びて竹刀の先は面のやや上方まで届く。後は首筋を伸ばし頭を上に突き上げ、その反動を使い竹刀の先を下方へ向ける。
この時、茶巾絞りが効いているとパクリと面を捉える。
原田先生は竹刀を身体で動かしているだけで、腕の力はほとんど使っていない。
使うとすれば胸をつぶす、脇を締める、手の内の冴えを作るくらいだ。
身体がやせ細り、立っているのがやっとのときでも同様な面を打てていた。
剣道はいかに身体を使い、いかに腕の力を使わないかにかかっている。



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