[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 上達の秘訣 - 西村雅興 [2012年1月7日(土)]
上達の秘訣2 - 西村雅興 [2012年1月8日(日)]
上達の秘訣3 - 西村雅興 [2012年1月9日(月)]
上達の秘訣4 - 西村雅興 [2012年1月10日(火)]
上達の秘訣5 - 西村雅興 [2012年1月11日(水)]
上達の秘訣6 - 西村雅興 [2012年1月13日(金)]
上達の秘訣7 - 西村雅興 [2012年1月14日(土)]
上達の秘訣8 - 西村雅興 [2012年1月14日(土)]
上達の秘訣9 - 西村雅興 [2012年1月15日(日)]
上達の秘訣10 - 西村雅興 [2012年1月15日(日)]
上達の秘訣11 - 西村雅興 [2012年1月22日(日)]
上達の秘訣12 - 西村雅興 [2012年1月30日(月)]
上達の秘訣9  追加 - 西村雅興 [2012年1月16日(月)]
Re:上達の秘訣9  追加 - 青木大輔 [2012年1月18日(水)]
Re[2]:上達の秘訣9  追加 - 西村雅興 [2012年1月20日(金)]



上達の秘訣9  追加
西村雅興
2012年1月16日(月)
岩立先生のログ検索をして読まれましたか。
先生の更なる秘密があります。
西村は大先生とザックバランにお話が出来、色んな事を聞くし、先生も話されます。

俺はな、なかなか勝てなかった。
特練の中の競争も激しい。
そんなとき剣道の練習が無い時間はただ走り続けた。
あるときから急に試合に勝つようになり、運良く若くて八段に受かった。
あるときから急に試合に勝てなくなって来た。
色々考えると、走るのを止めた頃からだと気が付いた。
そこで、走り始めたら勝てる様になって来た。
強くなるには、剣道だけやっていても駄目だ!

西村の体重が重いとき108キロ、松風館へ稽古に行くと死ぬ思いだった。
動きの良いのは30分で、後は身体が動かない。
特に基本稽古主体の稽古日に参加すると惨めなものだった。
しばらくぶりに稽古に行った。
先生が身体の動きが良いと褒めてくれた。
「先生!最近は良く歩き、体重を下げ、ジムに通って鍛えています。」と言った。
岩立先生が言った。
「そうだよ!剣道ばっかしやっていても駄目だよ!」・・でした。

剣道は基本的に足でするものです。
しかし、ほとんどの人は竹刀の動きの速さの稽古ばかりしている。

かって、積水科学高等工学院の全寮制の高校生のとき。
毎日、年中朝は4キロの走り、部屋にかえると、八人部屋で腕立て100回,腹筋100回等は皆で競争し合っていた。
西村が主将になり一年生の部員が入って来ると、二年生は3ヶ月間、一年生は6ヶ月間、ほぼ毎日15キロくらい走らせた。
一年生はそれから面は付けないで、素振り、面の打ち込み稽古、試験中で走らないときは皆で素振り1000回でした。
面を付けたのは半年後でした。
普通こんな稽古は出来ない。
会社の養成校だったので西村の指示に従うしかなかったのです。
あるときは防具を付けたまま、天王山の山の上まで走り上がった。
一年生が面を付けての打ち込み稽古、切り返し、懸かり稽古と鍛えに鍛えた。
それから3ヶ月後、京都府社会人職域の部、五人の総段位15段までの団体戦があった。
二年生はAチーム、一年生はBチームで出場した。
何と準決勝は積水の学生のAとBの闘いだった。
西村に取っては、何と今回の試合での一番の強い相手だった。
ともかく社会人の大人と学生のスピードが天と地ほどの差があるからだ。
結局は面を付けて僅か3ヶ月の一年生が三位になってしまった。
面打ちしか知らないし、試合は初めての一年生(ほとんど剣道初心者)。
こんな事があるのです。
Aチームは決勝戦で大将戦となった。
さすがに京都府下の決勝戦だったので、西村の速い面がいくら入っても軽いせいか旗が挙らず、準優勝になってしまった。
この頃は社会人相手との試合だったが、2年間で負けたのは1〜2回くらいしか記憶に無い。
この時の大将戦と京都府警Aチームの大将との試合・・・この二つしか負けた記憶が無い。
社会人に比べ鍛え上げた足はスピードで圧倒的に有利だったのだ。

さて、何が言いたいか・・・社会人のチンタラした竹刀遊びの稽古と若い高校の鍛え上げたスピードが戦えば、竹刀で打ち合う前に、足の速さ、体の速さで勝負にならないと云う事だ。
面を付けて3ヶ月の剣道初心者集団が府下で3位になってしまうと事実が、剣道は足だと西村は言い切れるのだ。

早く昇段したければ地稽古は少なくし、走り込み、懸かり稽古、切り返しで足と体幹とを鍛え上げ、その上で足、体幹、腕、竹刀の連動を鍛えて行く事だ。
道場で見ていると、剣道をするのは大好きだが、昇段の為に鍛える事をしていない人がほとんどだ。

あの範士九段・楢崎先生もいつも走る事は止めなかった。

高段者になっても足から体を進め面を打ちたいものだ。
昇段を目指す先生には特に必要な事だ。
出きれば七段,八段を目指す先生方も同じ腕前、同じ年代の中、時には初老の年代の立ち会い、勝負を決めるは竹刀よりも足の差で決まる様な気がします。
昇段したければ・・・元立ち稽古は攻めと位と肚を鍛える。
昇段したければ・・・懸かり稽古、走り、歩き、打ち込み稽古。
自分が懸かり稽古をする尊敬すべき先生を捜す。

一つヒント・・・足首にウエイトを付けて毎日1時間、大股、早足歩きで鍛える。
試してみれば直ぐ分かる、一週間で何と軽やかに足が動くか。
これに味をしめると更に、5キロのウエイトベストを着て一時間歩く。
道場で蝶の様に軽やかに動く自分を感じる。
これなら出来るでしょう。

昇段をしたければ・・・このくらいのことはやってみよう!

高段者を目指すならば・・・参禅して自分を見つめる時間を作ろう!
自分が剣道をしている目的、目標、その意味。
自分の生きている意味、人生そのものを深く掘り下げてみよう。
愛とは自分にとって何ぞや?
そうすると本当の意味での剣道に近づく!
昇段審査を受ける自分の心は何か?。
そうすると受ける事もばからしくなったりする(人から評価を受けたいと云う、自分の自信の無さとコンプレックスの反同行為でしかなかったり)
イヤ、そうすると昇段を目指す意味がハッキリとし更に邁進する。



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
題名
メッセージ
パスワード

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room